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2019年5月4日5 分
最終更新: 2019年8月24日
ラジオ波(RF)による施術は、今や多くのエステティックサロンの目玉トリートメントとして提供されています。このページでは、ラジオ波とは一体何なのか?その仕組みや効果を簡単にご紹介します。また、ラジオ波として最終形に近いといわれているパルス磁気方式と併用したエムピーツー(MP2)方式を採用したビーナスコンセプト社の「ビーナススワン(ヴィーナススワン)」、モノポーラ方式の定番の「インディバ」、そしてマイクロ波の特性に近いユニポーラ方式のサーモシェイプとの違いについても触れます。
1.ラジオ波とは?
ラジオ波とはRadio Frequencyの略字で一般的に高周波をいいます。光(赤外線、可視光線、紫外線)やTVの電波は「電磁波」の一種で、ラジオ波もその一種です。
また、周波数30~300MHz(波長100km~1m)の電磁波のことを、総称して「ラジオ波」と呼ばれています。
一概に「ラジオ波」とよばれるものでも、周波数や出力によってその効果は様々です。
(以下の図を参照)
2.ラジオ波による美容機器の効果
エステティックサロンで用いられる「ラジオ波によるテクノロジーを用いた美容機器」は、「肌を温めるタイプのもの」であり、通常「細胞を破壊するもの」ではありません。
RFは電極を皮膚に接触させることによって体内に導入することができ、水よりも脂肪細胞やコラーゲンへ作用し発熱(加熱)するため、皮膚や血管への損傷がありません。波長が長い(美容分野でのRFの周波数は300kHz~6MHz)ことによってDNAの分子には入ることができないため、DNA損傷の危険性はありません。・・・「痩身を科学する」~最新医療機器のススメ~第5章(藤本幸弘)著より
美容外科マシンとしても用いられている一部ラジオ波美容機器は、脂肪細胞が死滅(以後「アポトーシス」といいます)開始する温度の45℃まで1分で上昇させることのできるものもあります。この状態を3分間維持することでアポトーシスを起こすことができます。
使用する周波数と形によって大きく次の3つに分かれます。
〔1〕一般的なラジオ波(RF)方式
0.3~1MHzの一般的なラジオ波を使用した施術方式を言います。
人体は高周波電流の刺激を感じることはなく、高周波(RF)電流を人体に通すと、生体細胞内から(+)イオンと(-)イオンが押したり引っ張る分極運動をし、この際、細胞組織内ではRF電流によるジュール熱が発生します。以下のように、電極の数や位置により、効能も様々に分類されます。
・モノポーラ方式
一極の電極からラジオ波が流れます。部分的に
☆ 体の深部から加温効果がみられます。
☆ ほぐしの効果が見込めます。
☆ 内臓脂肪まで温めることができます。
・バイポーラ方式
二極の電極間でラジオ波が流れます。浅いところで効果がでます。
☆ あたため効果がみられます。
☆ ほぐしの効果が見込めます。
☆ 部分的な施術が可能となります。
・マルチポーラ方式
三極以上の電極間でラジオ波が流れます。
☆ エネルギー密度が高く、深いところまで、アポトーシス温度の45℃に1分で到達するマシンもあります。
☆ 痩身効果がより見込めます。
☆ 部分的な施術から体全体にまで施術できます。
〔2〕エムピーツー(MP2)方式
上記マルチポーラ方式に、パルス磁気を同時出力させた方式です。
⇒ヴィーナスコンセプト社が国際特許を取得した方式です。エステティックサロンでも使用できるマシンとして「ヴィーナススワン(ビーナススワン)」があります。
<期待できるRFとの相乗効果>
---ラジオ波(RF)の効果---
☆ エネルギー密度が高く、皮膚下深く、アポトーシス温度の45℃に1分で到達します。
☆ コラーゲンの修復
☆ 痩身効果がより見込めます。
☆ 部分的な施術から体全体にまで施術できます。
---パルス磁気(MP)の効果---
☆ 毛細血管の増生
☆ 繊維芽細胞の増殖
☆ コラーゲン繊維の増生
---MP2方式の図解---
〔3〕ユニポーラRFタイプ
40.68MHzの周波数の高いラジオ波を使用した施術方式を言います。電波的な性質が強く、肌の内部で水分子の回転を促します。水分子が回転すると熱が発生するため、トリートメント部位が加熱されます。
1つの電極から40.68MHzのRF(ラジオ波)を発生させます。電子レンジで用いられている「マイクロ波」と似た性質を持っているため、電子レンジのように肌の奥深くで熱を発生させます。位相整合テクノロジーとの組み合わせることで加熱したい深さを集中的に加熱することができるので、効率よく熱を発生させ部分造形を行なうことができます。
=>アルマレーザーズ社が特許を取得済。
3.まとめ
当エステサロンで使用するラジオ波テクノロジーでは、
☆ DNAに損傷を与えない安全な波長のラジオ波(RF)を使用(300kHz~6MHz)
☆ エネルギー密度が高く、アポトーシスを起こすことができる。
☆ その結果、ボディ痩身効果がより見込める。
◎部分的な施術からさらに体全体まで施術できる。
☆ フェイシャル・ボディともに以下のエイジングケア効果がより見込める。
◎毛細血管の増生を行う
◎繊維芽細胞の増殖を行う
◎コラーゲン繊維の増生を行う
ことから、ヴィーナスコンセプト社のヴィーナススワン(ビーナススワン)の導入に至りました。
また、
・より部分的なボディ痩身効果だけを見た場合、ユニポーラ方式のサーモシェイプ
・固い肉質、内臓脂肪へのアプローチを考える場合、モノポーラ方式のインディバ
は魅力的な施術マシンであることは付け加えておきます。
以上
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